山に、地図もペンもコンパスも持ってこないのは、どうかと思いますよ?
私、東京在住なもので、日帰り登山だと奥多摩か山梨県か、神奈川県の山を登ることが多いのですよ。
そこで出会う登山者の人々は、ほぼ地図・筆記用具・コンパスを持っていないような気がしております。
それは、東京で最も知名度の高い山と思われる「高尾山」だと、さらに顕著です。
いやまあ、「高尾山だから」持ってこないのかも。。。
東京都の山々に登ると、道標がきちんと整備されています。
そこに辿り着ければ、次の目的地までサクサクと進めるのですが。
その、途中途中にですね、けっこう道に迷いかけている方を散見いたします。
そして、たまに道を尋ねられることになるワケですが、筆記用具ないからメモも取れない。
登山道って、そんなに簡単に教えられるものではなくてですね。
「まっすぐ行って」といっても、地形に沿って道がついていますので、直線ではないんです。
そのため、目安となる自然構造物を教えるワケなのですが。。。覚えられないよね?
それでもなんとか説明しきって別れるのですが、ほんと大丈夫かな? と思ってしまいます。
雑誌に紹介されるような「知名度の高い山」(有名というわけではない)だと、その雑誌の切り抜きを持ってきていたりすることもあるのですが、それ、縮尺わかってみてます? と心配になったりもします。
けっこう無茶な距離、歩こうとしているんですよね(^_^;)
「一緒に行ってくれませんか?」はマシな方。
「一緒に行きましょう」は、やめてください。
あなた方の歩く速度と技術レベルを、私は知らないし、わからない。
これは、私が登山に対して思い入れが非常にあるから、思ってしまうことなのかなぁ?
ソロで山を登っている意味を、わかって欲しいです。
「一人で寂しいでしょう?だから一緒に行きましょう」のような、優しい強制はやめてくださいお願いします。
「皆で行くと、楽しいですよ?」もまた、私にとっては楽しくなれないです。
私は、私一人で、山と向き合っていたいのです。